再会編
平成14年1月10日〜1月17日
テーマ曲:宇多田ヒカル "Traveling"(7.4Mbytes)
Vancouver編 | 一発旅行 | サーバーホーム

 8回目の海外旅行の目的地は、2年前に行ったことのあるカナダのバンクーバー(前回分はこちら)。
 今回、再びバンクーバーに行くことにしたのは、前回のホームステイで友人になったO熊君がバンクーバーの大学に留学したので、彼の家に泊まらせてもらえば宿泊費がタダですむため、旅費が安くすむからであります。実際、航空券を含めた全費用は8万円未満で、今までの海外旅行で最安です。また、再会したい人もいるし、スキーができるのも魅力です。
 結果として、前回行けなかったところにも行くことができ、また前回持っていたデジカメと比べて遙かに高画質のデジカメで、バンクーバーの美しい風景を撮り直すことができ、ご満悦の一発朗であります(写真はMt.Seymourにて)。

 

Attention 写真をクリックすると、拡大写真が見られます。

1月10日 出発・O熊家

 冬休みを利用して日本に帰国していたO熊君(右)と成田空港で合流し、バンクーバーへと向かう。ところで、忘れることのできぬスペイン旅行での強盗事件以来、空港で保険を掛けるようにしているのだが、けちったためにケガの治療費がおりないやつに入ってしまった。後でそのことに気づき、この写真を撮った頃、とても心配になっていた。
 バンクーバー国際空港に到着し、DowntownにあるO熊君の家に向かう。予定では、O熊君の大学の友人が迎えに来ているはずだったのだが、車が故障したとのことで迎えに来ていなかった。仕方がないので、Airporter(空港とDowntownの主要ホテルを結ぶバス)に乗った。
 O熊君の家に着いてしばらくすると、空港に迎えに来るはずの友人の一人がやってきて、一緒に飯を食べた。その人曰く、「O熊君のアパートから見える夜景はきれい」だとのことで、夜になって写真を撮ってみたら、その通り、きれいだった。この後、寝る。

1月11日 Cypressスキー場

 この日、前回のホームステイでは行かなかったCypress(サイプレス)スキー場へ行くことにした。朝起きて、O熊君が日本から持ってきた「サッポロ一番」を食べてから出発する。
 「Seabus」という水上バスで湾を渡り、North VancouverからCypress行きのバスに乗る。バスの値段は往復で$10(=約800円)とリーズナブル。
 約40分後、スキー場に到着し、早速滑り出す。後で聞いたことだが、この時期、例年になく暖かかったとのことで、雪がベタベタ。何カ所か地べたも見えているところもあり、あまりコンディションとしては良くなかった。というわけで、スキーの方はご不満でしたが、コースの一つである「panorama」コースへ行くと、眺めが最高。バンクーバーを一望できる眺めは前回体験していなかったので、ご満悦でありました。
 バンクーバー市街とは逆方向の眺めもよろしい。晴れていたら、もっと良かっただろうに。
 晴れないかなあと思っていたら、ほんのちょっとだけ日が射し込み、虹が見られた。
 夜になり、panoramaコースへ行くと夜景もまた良かった。この後、帰途につく。
 再び「Seabus」乗り場に来て、前回撮影することのできなかった、North VancouverからのDowntownの夜景の撮影をした。これを撮りたかったんだ、これを!この後、O熊君の家に戻って、寝る。

1月12日 UBC・猫

 この日、The University of British Columbia (UBC)へ行く。大学院で一発朗が専攻している宇宙物理学の教科書を買うためである。日本で英語の教科書を買うと高いので、ここで購入できないかと思ったのだが、残念ながら探していた本は売っていなかった。
 本が買えなかったので、とりあえず前回のホームステイ中に行った、眺めの良いところへ行ってみた。良い眺めである。この時期のバンクーバーは雨が多いのだが、この日を境に晴れてきた。晴れ男伝説継続中。
 大学とそのほかの境目がきちんとないので、大学の寮か一般の住宅かはよくわからないが、眺めの良いところの周辺は閑静な住宅地となっていた。こんな所に住んでみたいものである。
 UBCからO熊君の家にいったん帰った後、2年前のホームステイでお世話になったカナダ人の家を訪問する。数日間泊まってもいいよ、と親切にも言ってくれたので、遠慮せずにお世話になることに。ジョージ(写真)、アービィ、ゾーイの3匹の猫たちは、健在であった。テレビで映画を一緒に見た後、寝る。

1月13日 教会・お宅訪問

 この朝、前のホストファミリーの方々と日曜の礼拝に行く。前はふつうの教会でやっていたが、現在は近くにあるCapilano Collegeという大学でやっていた。ちなみに、この大学はO熊君の通う大学である。ここで、前に一緒にスキーに行ったTC(ニックネームです)と会い、15日に一緒にWhistlerにあるBlackcombスキー場へ行く約束をした。
 この日は特に用事のない日だったが、夕方、我が父の友人の弟で、バンクーバーに住んで25年になる方の家を訪問し、食事と会話を楽しみました。

1月14日 Deep Cove・メイプル茶

 この日は、バンクーバーとしては珍しく快晴。ランナーである一発朗としては、こんな日は「走る」しかないと感じるもので、前のホストファミリーのお宅からDeep Coveという場所まで走っていった。Deep Coveは、たまに映画の撮影もされる風光明媚なところで、前回も行ったが写真を撮っていなかった。
 Deep Coveでデジカメのタイマー機能を使って後ろ姿をセルフショット。とても良い眺めで、かつ、気持ちよかったです。
 Deep CoveからMt.Seymour(シーモア山)方面を撮る。実は、この日の夕方、TCから多忙のためにBlackcombに行けなくなったとの連絡が入り、次の15日は代わりにこの山の頂上にあるスキー場へ行くこととなるのである。
 Deep Coveから帰ってきた後、次は買い物をするためにDowntownへ繰り出す。我が姉からひとつ注文を受けており、「Maple Tea」なるものを買ってこいとのこと。しかし、カナダ人に聞いてみると「そんなもの聞いたことがない」とのこと。
 土産物屋に行くと、Maple Teaが売ってあった。土産物屋でしか売っていないので、カナダ人は知らないらしい。Maple Teaと言うからには、メイプルの葉を使ったものだと思っていたのだが、「Premium Ceylon Tea」と書いてあった。ふつうのセイロン茶にちょっとメイプルの香りをつけたもの、という解釈が正しそうである。
 DowntownからNorth Vancouver方面を眺める。やっぱり晴れた日のバンクーバーは美しい。このあと、バスで前のホストファミリーのお宅に戻り、また泊まらせてもらう。

1月15日 Seymourスキー場・山登り・火災報知器

 Blackcombスキー場へ行けなかったので、この日はSeymourスキー場へ行った。前回、Whistler&Blackcombスキー場,Grouseスキー場へ行き、今回、Cypressスキー場,Seymourスキー場へ行ったので、これでバンクーバー周辺の全てのスキー場を制覇。
 快晴のためか放射冷却がおこり、雪はいい具合にしまっていたが、Seymourスキー場のコースはクレイジースキーヤーである一発朗には簡単すぎた。しかし、スキー場の上の方に行ってみると、スキー場外の山を登っている方々を発見。少々過激なスキーをしたかったし、「思い出作り」をしたかったので、一発朗も山を登ることにした。
 スキー板をかついで登ること30分、最大の難関の斜面にやってきた。この斜面が、ちょーつらいのよ。
 地獄の斜面を30分ほどかけて登り切り、さらにもう一つの急な斜面を登って、頂上にたどり着く。もう汗だく。頂上には先にたどり着いていた方々がいて、"You made it!"と声をかけてくれた。ついでに、Downtown方向の景色をバックに写真を撮ってもらった(このページの一番上の写真)。とにかくすばらしい眺めで、とても感動した。
 Downtownとは逆方向の眺め。これもまた、山に登ったものだけが味わえる美しい眺めなのであります。
 頂上から林を抜けて下界におりてゆく。やはり林間コースは危険が多く、次の日に帰国しなければならないし、生命保険がケガの治療費なしであることを考えるとケガはできないので、ゆっくりおりていった。
 山登りで疲れたので、帰る時間まではクルージングスキーを楽しんだ。帰りに見た夕日がこれまた美しかったのでありました。
 スキー場から前のホストファミリーのお宅に戻り、記念撮影をする。2010年にVancouver&Whistlerという名で冬季オリンピックが催されるとのことで、それまでに再びあう約束をし、O熊君の家に戻る。

O熊君の家に戻ってしばらくすると、いきなり火災報知器が鳴り始めた!一発朗は裸足で飛び出し、とりあえず下に避難した。O熊君のアパートの火災探知機は非常に敏感で、換気扇を回さずに料理をした場合でも探知してしまうことがあり、そのためよく火災報知器が鳴るとのこと。とりあえず何事もなかったので安堵したが、報知器が鳴りやまず、うるさくてしょーがなかった。火災報知器が鳴った証拠ビデオはこちらにあります(Windows Media Playerで見られない場合はQuickTime Playerでご覧下さい)。

1月16・17日 帰国

 16日朝、O熊君にバス停まで見送ってもらい、バンクーバー国際空港へ行く。飛行機の離陸が1時間遅れたが、翌17日、無事に成田空港に到着する。飛行機では、窓側の席に座れず通路側の席で、奥の席に座っている方々がしょっちゅうトイレに行くので、あまりゆったりできなかったのが残念であった。
 今回の旅行もとても短かったが、とりあえず、前回のホームステイで体験できなかったことができ、かつ、高画質のデジカメで美しい写真がたくさん撮れたので、ご満悦であります。
 最近はお金も時間もないので1年後になると思いますが、次の海外一発旅行は東南アジアのどこかの国へ行きたいと思っています。
バンクーバー国際空港

VANCOUVER編のトップへ戻る


一発旅行のトップへ戻る

一発朗13 Copyrights © 2002 N.Fujishiro, All rights reserved.
E-mail : ippaturo(at)nifty.com