TÜRKIYE編[1]
平成15年2月12日〜2月14日
テーマ曲:久保田早紀 "異邦人"(3.5Mbytes)
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 約1年ぶりの「遊び」の海外一発旅行の目的地は、トルコ共和国(TÜRKIYE)です。イラク情勢が緊迫する中、イラクの隣の国へ突撃しました(2003年3月20日にイラク戦争は開戦しましたが、その1ヶ月前からいつ戦争が始まってもおかしくない状態でした)。こんな緊迫した状況なので、周囲の人々からはかなり心配されましたが、実際に行ってみると、予想に反して全く平和な国でした。また、初めてイスラム教の国へ行けたので、とても有意義な旅でした。
 この一発旅行TÜRKIYE編から自宅サーバーによる公開を始めましたが、ディスク容量が半無限ですので、非圧縮・非縮小の高画質の生写真を御覧いただけるようにいたしました。是非、美しい写真をお楽しみ下さい。右の写真は、カッパドキアにて。

カッパドキアにて

Note 写真をクリックすると、中サイズ(800x600)の写真が見られます。

2月12日 出発

 修士論文を提出し終え、ウキウキモードで成田空港へやってきた一発朗。今回利用する航空会社は、人気のSingapore Airline。「えっ、トルコなのになぜシンガポール経由?」と思った方は、かなりの地図帳マニア。シンガポール経由でトルコへ行くのはすごく大回りなので、航空券が激安だったのです。
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 今回の旅の同行者は、BALI編以来となるI藤氏。I藤氏は、今年度いっぱいで九州の実家へ帰り就職することになったので、一緒に海外旅行へ行けるのはたぶんこれで最後です。ところで、やはり一緒にBALIへ行ったI井氏も一緒に行く予定だったのだけれども、残念ながら既に就職した人なので仕事が忙しく、行くことができなくなりました。残念。
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 飛行機は成田を出発して、一路シンガポールへ向かう。その途中のフィリピン上空で見た、珊瑚礁。うーむ、行ってみたい。でも、トルコ旅行が終わったらすぐにフィジーへ行くので、まっ、今はいいや。
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 成田を出発して約7時間後、経由地シンガポールのチャンギ国際空港に到着。激安航空券のため、この空港で約8時間の待ち合わせ。それにしても、この空港は広い。日本より遥かに小さい国なのにこの広さ。航空産業に対する気合いが違うね。
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 暇なので空港をうろついていると、変な人形を発見。あちこちにあるので、とりあえず写真をとっていくことに。
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 変な人形その2。ちょんまげ気味なのが良。
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 変な人形その3。金太郎+ロナウド系。
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 夕食で缶ジュースを飲む。麦芽飲料みたいだが、甘すぎ。このあと、イスタンブールへ向けて出発。
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 シンガポール〜イスタンブール間の飛行機はノンストップではなく、途中、アラブ首長国連邦のドゥバイに約1時間立ち寄る。その間、飛行機からいったん空港へ降りても良かったのだけれども、我々はそれに気付かず飛行機の中にいた。帰りは絶対に降りてやると、二人で誓った。ドゥバイを出発してさらに4時間後、イスタンブールのアタチュルク国際空港に到着する。
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イスタンブール(Istanbul)

2月13日 アヤソフィア・ブルーモスク

 イスタンブールは雨。またもや、晴れ男伝説がやぶれるのか。しかし、のちに旅行中に出逢った日本人バックパッカーに聞くと、我々が到着する直前は嵐で、停電などがおきていたとのこと。というわけで、晴れ男パワーでここまで天気を回復させたと考えることにする。空港からバスで町の中心へむかう。すると、バスの中で近くに座ったトルコ人のオッサンが、ホテルを紹介してくれた。実際そこへ行き、根性で値引きし、一部屋2泊で$50にさせて宿ゲット。
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 イスタンブールはなぜか閑散としていた。どうやら、日本でいうお盆のような時期で、人々は国内のあちこちへ旅立っているそうな。そのせいで、次の目的地カッパドキアへ行くバスが見つけにくい。そこで、宿を紹介してくれたオッサンが、知り合いの旅行会社を紹介してくれ、少々高めだが、カッパドキアツアーを予約した。その後、イスタンブールの観光の中心スルタンアフメット地区へ繰り出した。写真は、エジプトから運ばれたというオベリスク。
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 つぎは、オベリスクのすぐ近くにあるスルタンアフメットジャミイ(ブルーモスク)。外見がすごくかっこいい。このときは、まだ中に入ることができず、午後にまた来いといわれた。
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 つぎは、ブルーモスクとむかいあうアヤソフィアへ。
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 イスタンブールは15世紀にイスラム教のオスマン帝国によって征服されるまで、キリスト教のビザンツ帝国(東ローマ帝国)の首都で、コンスタンチノープルと呼ばれていた。アヤソフィアはコンスタンチノープル時代に建てられた寺院である。オスマン帝国時代に隠されていたキリスト教ちっくなモザイクが、20世紀になって再び人々が見られるようになった。
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 アヤソフィアのドームは高い。どうやら補修工事中のようで、足場が組まれている。ギリシャ旅行の時もそうだったが、シーズンオフにくると名所が工事中であることが多い。
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 アヤソフィアには2階があるので、行ってみた。すると、有名な聖母のモザイクをみることができた。ところで、2階へ行くには入場料とは別にまた料金を払う必要がある。結局、アヤソフィアでは3,000万トルコリラ(=約2,300円)もとられた。国際学生証があるともっと安いらしいです。聞いた情報によると、今年の春にさらに値上げする予定だそうです。アヤソフィアに限らず、他の名所も入場料が高いので、これからトルコへ行く人は要注意!
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 アヤソフィアを出たあと、再びブルーモスクへ行く。ブルーモスクは入場料無料だが、約50円ほどの御布施を払って中へ入った。左の写真のように、このモスクの中は素晴しいです。イスタンブールで一番のお気に入りの場所になりました。旅行の最終日に、ここへは再び来ることになります。
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 ブルーモスクをあとにし、とりあえず宿へ戻ることに。途中でイスタンブール大学前を通りすぎる。どうやら、休みみたいで中には入れそうもなかった。このあと、疲れていたので宿に戻ってグーグー寝る。
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2月14日 トプカプ宮殿・ガラタ塔・地下宮殿

この日はまず、宿の近くから路面電車に乗ってトプカプ宮殿へむかう。
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 トプカプ宮殿はオスマン帝国のスルタン(皇帝)の宮殿だったところ。とりあえず、高い入場料を払って門をくぐる。
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 まず、ふつうの入場料のみで入れる宝物庫へ行く。今まで行った世界各地の美術館で見たものと、たいしてレベルは変わらない。このあと、別料金の宝物庫へ行ったのだが、ここは違った。オスマン帝国の繁栄を物語る品々がどっさり。しかし、カメラ撮影禁止だったので、撮ることできず。高い金払ったんだから、ケチくさいことしないでほしいな。
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 トプカプ宮殿は、すべて平屋建てのようで、外壁はこんな感じ。今まで、大英帝国清帝国、オスマン帝国と3つの帝国の皇帝の住処を見たが、もっとも質素に見えた。宝の方に、気合いを入れたのかな。
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 こちらは国の政策を決める会議室らしい。外見が一番豪華だったところ。
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 会議室の中。ソファーに座りてぇー。トプカプ宮殿は、他に「ハレム」という江戸城でいうと大奥に相当する場所があるのだが、これまた高い別料金をとるので、ここはパスして外へ出た。
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 次に、眺めがよいという、ガラタ塔(写真中央)へ向かう。
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 ガラタ塔へ行く途中、ガラタ橋を渡る。ガラタ橋には釣りをしている人がいるとガイドブックに書いてあったが、この日は結構雨が降っていたのでいないだろうと思っていたら、大勢いました。でも、あまり釣れていないようだった。
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 ガラタ塔の展望台から、アヤソフィア・ブルーモスク方面をバックに、記念撮影。晴れてたら、どんなにいい景色だったことか。
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 ガラタ塔のカフェで一杯コーヒーを飲んでから、再びアヤソフィアの近くに戻り、今度は地下宮殿という場所へ行く。ここは、アヤシげな雰囲気が漂っていて、お気に入りの一つ。
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 地下宮殿は、貯水池として使われていたそうで、池となっている。そのため、湿度が高く、写真を撮るのは難しかった。池の中をのぞくと、大量のコインと魚がいた。コイン投げたの、やっぱり日本人だろう。
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 地下宮殿には、有名なメデューサの彫刻がある。この彫刻は、今世紀に入ってから泥の中から見つかったとのこと。いったい、いつ、誰が作ったんでしょうねぇ。
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 地下宮殿を出ると、アヤソフィアとブルーモスクがライトアップされていて、きれいだった。この後、夜行バスに乗りカッパドキアへ向かう。
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